サンドブラスト事業と
工房経営の成功のカギは、
フィルムが握っています。
01
3つのタイプから適切なものを選びましょう
02
【アルカリ現像タイプ】MSフィルム
~早い・安い・繊細な次世代高性能マスク
03
【水現像タイプ】
04
【水現像不要タイプ】
05
露光フィルム(マスク)を徹底比較!
06
マスク製版時の環境
013つのタイプから
適切なものを選びましょう
露光フィルムなら
超高精細デザインがブラスト可能
ブラスト工房様必須アイテム!!大量生産時作業効率UP!!写真彫刻に!!
サンドブラスト用マスク (レジスト) 素材
★短納期・大量受注時でも作業効率UP!!
★細い線の書体・デザインOK!!
★網点写真等の高精細画像も、ブラスト再現可能!!
露光フィルム(露光マスク)とは主にサンドブラストのマスク材に使用するマスキングシートのひとつです。「紫外線硬化樹脂」ともいわれ紫外線に当てると硬化する特性を持っています。
デザイン原稿と紫外線露光機を使用し、紫外線があたる部分とあたらない部分を作り、マスクになる硬化部分と研削材で彫れる非硬化部分を作ります。
従来のカッティングシートでの『カットして剥がす』作業がなくなり作業時間短縮にもつながり細かい文字や線、網点による写真のような精細なデザインもサンドブラスト彫刻が可能になりました。
02
【アルカリ現像タイプ】MSフィルム
~早い・安い・繊細な次世代高性能マスク
アルカリ現像.露光フィルムの種類
多くの種類があり、それぞれ特徴があり、どれも一長一短があるのは当たり前の話ですが、
リブラが自信をもって推奨するのが次世代フィルム『MSフィルム』です。
リブラがMSフィルムを推奨する理由としては、
- ■ 深彫りから徽章関連等の細かい文字や写真まで全て表現可。
- ■ 価格が安いのでランニングコストを抑えられる。
- ■ 扱いが容易。
- ■ 現像後に作り置きが可能。
- ■ 大半の素材への貼り付けが可能。
- ■ 彫刻後フィルムが剥がしやすい。
- ■ 仕入れが安定している。
- ■ 洗い出し時に水を大量に必要としない。
などなど、非常に扱いやすさに優れています。他のフィルムと比べて見ても、その差は歴然。
フィルムの構造図
MSフィルムのスペック
耐ブラスト性に優れた、アルカリ現像、ネガ型のサンドブラスト加工用紫外線硬化樹脂。
紫外線で硬化し、溶剤(アルカリ性の水溶液:現像剤)に溶けるラジカル反応性。
間接法での使用。
ご注文頂けるフィルムの長さ
(EM50μ. EM100μ共通)
オーディルで敬遠されてきたカバーフィルムのはがし作業が楽になり、制作ロスの軽減が実現。
全く知識のない人でも、数回やればなれる事が出来る簡単さが嬉しいポイントです。
MSフィルムの現像準備から露光まで、
分かりやすく解説!
(手現像の場合のフィルム施策工程)
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STEP.1版下原稿(ポジ原稿)の作成
まず、フィルムに紫外線が当たる部分と当たらない部分を作るために、版下原稿が必要になります。水現像タイプのフィルムの場合は、彫りたいところを黒く、トレーシングペーパーならレーザープリンター、透明シートならインクジェットプリンターでプリントアウトします。
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STEP.2露光
カバーフィルムを一部だけ剥がし、内側に折り込み、その状態のままトレーシングペーパーと合わせて露光します。
工芸用露光機の場合
50μは薄いフィルム側を印刷原稿に合わせ、40~60秒間露光します。
※100μは70~90秒
・露光機は各メーカーごとに露光時間が異なります。
・EMフィルムは露光後、カバーフィルムを剥がします。 -
STEP.3アルカリ現像・乾燥
20~25℃の水、またはお湯で現像液(濃度0.2%)を作ります。
フィルムを現像液に付け、やわらかなスポンジで大きく回すように擦ります。
ほとんど柄が白く抜けてきたら、白いアクリル板の上で、現像が完全に仕上がったか確認します。
3分以内で終わらせることが、上手くいくポイントです。
※現像剤の量が多すぎると、接着性が弱くなります。
マスクを貼り付ける際には、現像剤の量が適量(薄い方)がより、接着しやすくなります。
フィルムをしっかりと乾燥させます。乾燥時間が足りないと接着剤が剥がれやすくなりますので、
よく乾かして下さい。
素材に貼ってサンドブラスト!
03【水現像タイプ】
水現像タイプ・露光フィルムの種類
水現像タイプ・露光フィルムのしくみ
水現像タイプ・露光フィルムは、簡単に言うと「紫外線に当たると変質する」という性質の樹脂で出来た薄いフィルムです。
水現像タイプ・露光フィルムの作業工程と必要機材
水現像タイプ・露光フィルムの作業工程と必要機材を簡単にご紹介します。
STEP.1版下原稿(ポジ原稿)の作成
まず、フィルムに紫外線が当たる部分と当たらない部分を作るために、版下原稿が必要になります。水現像タイプのフィルムの場合は、彫りたいところを黒く、トレーシングペーパーならレーザープリンター、透明シートならインクジェットプリンターでプリントアウトします。
STEP.2露光
まず紫外線露光機とフィルムの間に版下原稿を挟み、露光スタート。
フィルムに紫外線が当たるところと当たらないところを作ります。
STEP.3水現像&乾燥
露光後はすぐに水現像します。水道水を高圧で霧状に噴射して、樹脂面に水を含ませ、紫外線が当たらなかった部分の樹脂を溶かし、当たった部分の樹脂面を糊状化させていきます。現像完了後、ドライヤーまたは室内吊下げで乾燥させます。全体が透明になれば乾燥完了です。
素材に貼ってサンドブラスト!
04【水現像不要タイプ】
ラピッドマスクの特長
露光フィルム・ラピッドマスクの大きな特長は『水現像せずに使える』ということ。
水現像の工程が必要ないので、網点写真のような細かなドットで構成された、より精細なデザインがブラスト可能です。また、設備が少なくてすみ、作業時間も短縮できます。しかし水現像タイプとは違い、一度露光をすれば感光が進むため、露光後のフィルムの保存は出来ません。紫外線に当てないように注意しながら、すぐにガラスに貼って、ブラスト作業に移行してもらう必要があります。
水現像不要タイプ
ラピッドマスクのしくみ
ラピッドマスクは、簡単に言うと「紫外線に当たると固まる」という性質を持った樹脂で出来た薄いフィルムです。紫外線に当たらなかった部分は、弾力のある樹脂のままで、粘着性もあるので、そのままガラスに貼り付けることが可能です。そしてブラストすれば、固まった部分(濃いブルーに変色)のみが彫れていきます。
ラピッドマスクの構造図
ラピッドマスクの作業工程と必要機材
ラピッドマスクの作業工程と必要機材を簡単にご紹介します。
STEP.1版下原稿(ネガ原稿)の作成
まず、ラピッドマスクに紫外線が当たる部分と当たらない部分を作るために、版下原稿が必要になります。ラピッドマスクの場合は、彫りたいところを白く (透明)、それ以外を黒くしたネガ原稿をパソコンでデザイン。ご家庭用インクジェットプリンターで使える透明シートにプリントアウトします。
STEP.2露光
紫外線露光機とフィルムの間に版下原稿を挟み、露光スタート。
ラピッドマスクに紫外線が当たるところと当たらないところを作ります。
素材に貼ってサンドブラスト!
05露光フィルム(マスク)を徹底比較!
06マスク製版時の環境
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紫外線
マスク製版は、紫外線で固まる樹脂に紫外線ランプで光を当て硬化させ るものです。 太陽の光にも紫外線は含まれています。 太陽光の紫外線量は、紫外線ランプ (ケミカルランプ) の紫外線量をはるかに上回ります。 製版環境は、太陽光が入らないような場所、 またはカーテンやブラインド で太陽光が入らないようにしたり、 UVカットのフィルム等を窓に貼り紫外 線を防いでください。 洗いの作業が終わるまで紫外線は避けてください。
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温度
マスク製版には気温が大きく影響してきます。通常は20℃~25℃の室温が理想的です。温度が高い場合はマスク材が早く固まり、温度が低い場 合はマスク材が固まりにくくなります。温度が高い場合は露光時間を短くし、温度が低い場合は露光時間を長くしてください。冬場等寒い時は、製版機(プリンター)のガラス面が冷えて露光がうまくいかない場合があります。製版作業の前にウォーミングアップ (ガラス面に何も無い状態での露光)を、6~10分してください。
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原稿用紙
マスク製版に使用する原稿用紙としては、通常「トレーシングペーパー」を 使用します。 「トレーシングペーパー」にはいろいろな厚さがあり、 単位は g/m2で表記されます。 レーザープリンターでプリントアウトする際には65~75g/m2のものを使用します。 この厚み以外のものを使用すると、印刷時につまりやすべりが発生することがあります。 フォトエッチング等の細か いデザインには「OHPフィルム」 または、 「レーザープリンターフィルム」をご使用下さい。 「OHPフィルム」はレーザープリンター用とインクジェット用があり、 どちらでも原稿に使用で きます。 「レーザープリンターフィルム」は、一番の精度を誇りますが、 一般には入手できませんので、 当社 にてご用意ください。 (芙蓉通信内に価格等掲載しております。)
※レーザープリンター使用時は、 トナー節約モード(セーブモード)等は お切り下さい。 黒の部分が薄くなり 紫外線が透過してしまう恐れがあります。
※トレーシングペーパーの厚さの単位は、 1平方メートルの重さ(グラム) で表記されています。