#よくある質問

01 導入編

01導入編

サンドブラスト機について

  • 彫刻できるのはガラスだけですか?

    いいえ。
    ガラス以外にも、木、石材、金属、食器、ジーンズや革などいろいろな素材にも彫刻が可能です。
    ただしゴムや皮膚などの柔らかいものには彫刻できません。

  • 部屋の中が砂だらけになりませんか?

    いいえ。
    産業用の集塵機がしっかり作動していれば部屋が砂だらけになることはありません。しかし商品の出し入れをする時や持ち運びをする時は多少なりとの研磨材の埃は落ちます。商品からよく研磨材を払いとらなければいけません。掃除はマメにしたほうが良いです。当社ではお掃除ロボを使用していますが思っていた以上に重宝しております。お勧めできます。

  • 制作中の騒音や振動が心配です。

    一般のコンプレッサーよりは価格が高いのですがパッケージ式のコンプレッサーでしたら消音、低振動ですのでマンションや戸建のお部屋で制作されている工房様も沢山おられます。真夜中の作業はおすすめしませんが日中でございましたら問題ございませんのでご安心ください。

  • 作業スペースが少ないのですが。

    作業スペースが広いにこしたことはないのですが小型の機械でございましたら四畳半ぐらいのスペースでも一応製作はできます。経営が軌道に乗れば乗るほど作業スペースは必要になってきます。

設置について

  • 女性なので機械は大の苦手。とてもじゃないけど1人で設置できないのですが・・・

    ご安心ください。設置から試運転まで全て弊社で行わせていただきます。

  • 遠方なのですが、設置に来てもらえるのでしょうか?

    ご安心ください。遠方の方でも日本全国ご対応させていただきます。

  • すべて家庭用電源(100V)で大丈夫ですか? 動力電源(200V)は必要ないですか?

    家庭用電源で大丈夫です。

消耗品(材料)について

  • 御社で機械は買ってないのですが、材料購入だけでもできますか?

    はい、可能です。
    毎日、全国の工房様から注文をいただいております。価格も業界最安値を目指してご提供しております。

    材料の購入はこちらから

独立開業・作業内容について

  • 独立開業したいのですが、うまくいくか心配です。

    どのような仕事にもいえることですが、起業・独立した場合に必ず上手くいくという保証をすることは誰にもできません。
    事業の成功・発展には、ご自身の努力はもちろんのこと、時には運といった要素も必要になる事もあるでしょう。

    また、上手くいかず、投げ出したくなることもあるかもしれません。そんな時でも、あきらめずに地道に続けることができるかどうか、地道に販路を開拓し続けることができるかどうか、といったことが、成功するか否かの分かれ道になります。

    成功するのに一番大切なのは、簡単に諦めない「前向きな心」です。

    効率の悪い営業をするよりは、ご自身の販売したい商品の業界に的を絞り実践で使える効率の良い営業方法が必要になります。そのような営業方法や技術サポート等も弊社にてアドバイスさせていただきます。ただし他力本願の方に対してはご期待には添えることができません。

  • 開業に向け、機械代以外にどれくらいの運転資金が必要ですか?

    これこそ事業の成敗を分ける1番大切な質問です。
    基本的には正規販売店の広告のように「簡単で」「短期間で」ということは絶対ありえないと思ったほうが良いでしょう。
    低リスクやイベント出店等の広告を信じて痛い目にあった工房様を数えきれないほど見てきました。稀に新古の中古機がでてくる理由もお分かりいただけるのではないでしょうか。中には半年前に購入した機械までもがでてきます。
    主にかかる経費としましては、ホームページ代やチラシといった宣伝広告費、さらには失敗が少なく制作できるようになる間の充分な練習期間とサンプル材料代。そしてなんといっても商売が軌道に乗るまでの生活費が重要で最低でも3カ月~6カ月以上は絶対に必要になります。
    ビジネスを快活に回すまでには、早く成果が出ればそれに越したことはなく余裕も持てるのですが、全く新規での事業になりますので予想以上に費用と時間がかかると思ったほうが良いでしょう。

    どの事業でも言えるのですが廃業理由の一番の理由は「資金ショート」です。ですので設備投資は極力抑えて開業資金は余裕をもって始める事が大事です。詳しくは事業相談の際にもご説明させていただいております。

  • 店舗はあったほうがいいのですか?

    有り無しでいえば有るほうが良いと思いますが、収入の安定していない状態から店舗を抱えると負担が大きくなってしまいます。ガラス彫刻工房は基本的には受注制作販売になりますので、まずは実績を積んで毎月の収入面の安定性が見えてからご検討してください。まずは確実に収入面を増やすことを最優先に考ることが先決です。

  • 工房が増えていくとバッティングや価格競争になるのでは?
    また、ガラス彫刻工房の将来性は?

    他の一般的な事業と比べると商圏はまだまだ守られていると思います。各地域には沢山の業界(出産、結婚、お酒、建築、表札、徽章、贈答品、その他のお祝いごと、各種ノベルティ)があり、各業界ごとにも様々な提案商品がたくさんありますので一つの工房だけで全て補うというのは基本的には不可能な話です。また長年続けてられる工房様は得意な業界の商品に特化しているようにお見受けできます。無意味なバッティングを避けたければ同じサンドブラスト商品でも違う業界の商品を選ぶべきだと思います。オリジナル力やアイディア力が成敗を分けます。
    地域の関係性の薄いHP販売でもよくある事なのですが商品がバッティングした場合は、購入者様は価格よりも商品の材質やデザイン、サービス面で商品を選ばれますので、購入者様の購買意欲を沸かせるような商品制作をしていくことが必要条件になります。そのほうが工房様自体のレベルアップにも繋がりますしサンドブラスト業界自体の成長にも繋がると考えております。見方を変えますと競争のない業界には成長も無いのではないでしょうか?具体的な営業方法等はノウハウになりますので事業相談の際にアドバイスをさせていただきます。今後も各記念やお祝いがある限りアイディア勝負で長く続く事業ではないでしょうか。

  • 家族でガラス彫刻を始めたいのですが、子供やお年寄りに機械の利用は可能でしょうか?
    また、危険性は伴いますか?

    定年後ご夫婦で仲良くされている方もいらっしゃいますし、将来的にお子様と一緒にされる予定の方もおられます。家庭内で扱える機械ですから正しい研修を受け、誤った使い方をしなければ危険性はないのでご安心ください。

  • もし、自分だけでは対応できない大量注文が入った場合は・・・?
    対処はできるのでしょうか?

    おめでとうございます。大量受注ですね。注文をお受けになられた工房様だけでは手におえない時は当社にお伝えください。リブラ社とお付き合いのあるガラス工房様は全国に数多くおられますので連携を取ってお受けすることも可能です。製版材料や素材等も常にストックがございますのでご安心して頂けると思います。

  • 開業後の営業展開は?
    収益率は?

    まずお客様の興味のある市場や商品をお伺いし目的に見合った内容でリサーチいたします。営業方法はノウハウ(活きた情報)になりますので当然ながらこちらのHP上で公開することはできません。詳しくは事業相談にお越しください。実際の市場と実例をもとにご相談ご提案させていただければと思います。
    お越しいただくことによって営業ノウハウや収益面も見えてきますし実際にサンドブラストを使用しての制作体験もできます。
    きっとお客様の五感で感じ取っていただけるはずです。

彫刻技術について

  • どういった彫刻ができますか?

    弊社が推奨しているMS フィルムで、平彫り、2段彫り、多段彫り、スリぼかし、写真彫刻など一通りの彫刻が可能です。精密なデザインや大量生産の際に特に威力を発揮します。多種のフィルムを扱わなくて済みますのでコスト的にもお勧めです。制作体験や技術指導の際に分かりやすくご案内しております。

  • 多段彫りは短期間で習得できるものですか?

    多段彫りは工芸分野であり数カ月でベテランになりえることは絶対にありえません。全国のガラス彫刻の工芸作家様や多段彫りが制作できる工房様も長い年数と実績を踏まえて現在に至ります。非常に奥の深い技術であり簡単にできるなんて言うと逆に怒られてしまいます。多段彫りを得意とされている工房様とも数多くお付き合いがありますので年月をかけて技術を追及されるのも良いと思います。

特許期間と免許について

  • ある会社にて特許の話をよく聞くのですが特許期間は何年ですか?

    特許の場合、特許庁に書類を提出(「出願」といいます)してから20年で権利はなくなるようになっています。
    そして、特許権の期限が切れた発明や技術は、みんなの財産として誰もが自由に使うことができます。(特許庁より引文)

  • 彫刻ボトルを販売したいのですが、酒販免許は必要でしょうか?

    継続して酒類の販売をしようとする場合には、酒税法に基づき、販売場ごとにその販売場の所在地の所轄税務署長から販売業免許を受ける必要があります。ネット販売でも同様ですのでお気を付けください。

02 技術編

サンドブラスト機材について

  • エアーも研磨材も全く出ない

    ノズルの先端にゴミが詰まっているか、サンドホース全体に研磨材が詰まっていると考えられます。ノズルのゴミが原因の場合は、ノズルを取り外し針金等でゴミを取り除いてください。ホース内のゴミが原因の場合は、やはりホースだけの状態にして研磨材が少なく出る様にサンドレバーを調節しエアーを送ってください。しばらくその状態にしても研磨材が出て来ないときは、ホースの先端をブラスター内の壁に押し当ててすぐ離すという動作を何度も繰り返してください。その際、空気圧は目いっぱいまで上げたほうがゴミが取れやすくなります。

  • エアーは出るが研磨材が出ない

    本体内部の混合器内のゴミ詰まりが原因と考えられます。ブラスターの混合器下部の角ネジをはずしてください。研磨材が出てきますので、床にビニールシート等を敷いてタンク内の研磨材を全て抜き、角ネジを元に戻したら取り出した研磨材をブラスターに戻してください。尚、取り出した研磨材は一度ふるいに通してゴミを取り除いてからブラスターに戻します。それでも同じように研磨材が出ない時は、混合器の左右のホースを外し混合器自体をサンドタンクから外して内部を掃除してください。混合器を取り付ける際は、シールテープ等でエアー漏れがないようにしっかりと固定させてから、ホースを接続してください。

  • 直圧タンクに圧力がかからない

    長期間使用すると、ブラスター内部のプーリーとカサベンをつないでいるシャフトのボルトが磨耗で欠落し、カサベンがタンクの下部に落下する事があります。この場合はワイヤーの取り替え作業が必要になります。

  • サンドブラスターの圧力がすぐに下がる

    ノズルの口径が広がっていると、圧力が逃げて下がりやすくなります。新しいノズルと比較して口径がかなり広がっている場合は、ノズルを交換してください。

    サンドブラスターの圧力がすぐに下がる

    ※穴が広くなりますと噴射する幅が広くなりますが、それとは反比例して噴射圧力が下がり彫り込みの速度が落ちます。口径が広くなったノズルは交換してください。なお、交換した穴の広がったノズルは、広角に彫る際に使用できるので取っておくと便利です。

  • ノズルの先から出る砂が脈を打ったように出る

    研磨材とエアーの出る割合が一定でない場合、脈を打ったように出ることがあります。サンド調整レバーを40~45度に調整し改善してください。また、サンドタンク内の研磨材が少なくなった時にも脈打つように出ることがありますので、研磨材が少ない場合はホッパーへ研磨材を補充して下さい。

  • 定期メンテナンス

    サンドブラスト
    ブラストした時、吹き飛んだフィルムの小片やカッティングシートなどがキャビネット内の金網に詰まり、研磨材が手前側のコーナーに溜まることがあります。金網の上の穴あき鉄板を持ち上げ〇で囲まれた部分の取っ手を持ち上げる)、掃除機で吸い取ってください。(〇部分にゴミがたまります。)

    定期メンテナンス

フィルムについて

  • うまく現像ができない

    A1:フィルムの使用期限が過ぎている、保管環境(高温すぎるところでの保管)に問題があることはございませんか

    これらの発生はマスク劣化の目安になります。製版がうまくいかないのであれば新しいものへ買い替え使用してください。

    A2:露光時間が長すぎる、また、紫外線に当たりすぎていませんか?

    まずは露光時間を短くしてお試しください。
    照明の明るい場所や陽によく当たる場所では紫外線でフィルムが固まってしまします。
    製版環境は、太陽光が入らないような場所、またはカーテンやブラインドで太陽光が入らないようにしたり、UVカットのフィルム等を窓に貼り紫外線を防いでください。現像の作業が終わるまで紫外線は避けてください。

    A3:原稿用紙に問題がありませんか?

    印刷面が薄すぎる、デザインが細かすぎる可能性はございませんか?
    ※レーザープリンター使用時は、トナー節約モード(セーブモード)等はお切り下さい。黒の部分が薄くなり紫外線が透過してしまう恐れがあります。
    ※トレーシングペーパーの厚さの単位は、1平方メートルの重さ75gをご使用下さい。
    ※インクジェットプリンターはOHPフィルム(インクジェット用)をご使用ください。

  • どのフィルムを使用するのがおすすめですか

    各フィルムには特性がございます。基本的には汎用性が高く安価で大量生産向きのMSフィルムをメインで使用することをお勧めしています。場合によっては2~3種類程度のフィルムを使うことをお勧めいたします。
    製作商品、作業環境により最適なご提案をさせていただきますのでご相談ください。

    ・とにかく早く大量に細かいデザインから深彫りまで彫刻したい。
    MSフィルム50μ、MSフィルム100μ推奨

    ・トロフィーや盾等の徽章関連、写真彫刻など細かいデザインを彫刻したい
    MSフィルム50μ推奨

    ・ボトル彫刻を彫刻したい
    深彫りの際はMSフィルム100μメインで素材によってはR4の併用を推奨
    細かいデザイン、写真彫刻が必要な場合はMSフィルム50μとラピッドマスクHD

    ・副業や趣味で様々な彫刻をしたい(月に数mしか使わない場合)
    R4、R5、ラピッドマスクHD、ラピッドマスクHT、ラピッドマスクHD

研磨材について

  • 国産メーカーと海外製の違い

    日本メーカーであっても製造しているのは海外になります。(主に中国※ISO-F粒度適合品)
    海外メーカーの研磨材は強度が弱いので消耗が早く、また粒度のばらつきがありますが安価でもあります。ご理解の上、ご使用下さい。
    【推奨番手】
    ・深彫りは#80~100 ・細かいデザインは#150~180 ・両方こなしたい#100~150